2019.12.12
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めっき加工であなたの嬉しいを実現、複数色の着色アルマイト処理は可能なんです!!株式会社コネクション

着色アルマイトは一般的に「1色仕上げ」が多い一方で、設計や工程の組み方によって 複数色(例:2色)で色分けした着色アルマイトも実現できます。
本記事は、多色化のやり方のうち「レジスト法」に焦点を当て、工程の考え方を整理した内容です。
1. そもそも着色アルマイトとは
アルマイト(アルミの陽極酸化皮膜)は、処理後に染料・顔料などで色を与えることで 金属感のあるカラー表現を狙える表面処理の一つです。色が“表面に塗ってある”というより、 皮膜の微細構造を利用して色を保持するイメージで説明されます。
2. 複数色の作り方:代表的な方法
多色の着色アルマイトは、部分的に工程を切り替えることで色分けします。代表例として、 レーザー加工・マスキング・レジストなどの考え方があります。
今回は「レジスト法」を紹介
レジストで“残したい/変えたい部分”を制御し、エッチングと再アルマイト→再染色の流れで2色化します。
3. レジスト法:2色処理の工程例(9ステップ)
- 一次アルマイト:最初の皮膜を形成
- 染色(1色目):1回目の色を入れる
- 封孔:色の保持性を上げる
- レジスト処理:2色目にしたい部分を区分する
- 不要部をエッチング:指定箇所の状態を作り替える
- 二次アルマイト:再度、皮膜を形成
- 染色(2色目):2回目の色を入れる
- 封孔:2色目も仕上げ処理
- レジスト膜除去:最終外観へ
4. 注意点(工数・コスト・設計)
- 通常の着色アルマイトより工程数が増えやすく、コスト要因になりやすい
- 色境界の設計(どこで切り替えるか)と治具・前処理の組み立てが重要
- 色・質感の狙い(外観優先/耐候性優先など)を先に決めると仕様が詰めやすい
5. まとめ
着色アルマイトは、方法を選べば複数色(2色など)の色分け表現も可能です。 ただし工数が増えるため、意匠の価値とコストのバランスを見ながら、最適な方式を選ぶのがポイントです。





