2019.12.11
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めっき加工であなたの嬉しいを実現、アルマイトはなぜ着色ができるか?着色方法と着色できる理由。株式会社コネクション

アルミニウムの陽極酸化処理(通称アルマイト処理)とは
アルマイトは、アルミニウムを陽極(+)側にして電解し、表面に酸化皮膜を形成する方法です。 特に硫酸系条件では、着色に適した皮膜(透明性が高く、染料を取り込みやすい傾向のある皮膜)を得やすい、と説明されています。
着色できる“構造”の要点
皮膜は内部がハニカム状に成長し、各セル中心に微細孔(ポア)が形成されます。 この「孔」に染料を入れ、最後に封孔することで、色を保持しやすくします。
染色処理とは?(着色の基本手順)
一般的な流れを、要点だけに絞ってまとめると次の通りです。
- 陽極酸化:多孔質の酸化皮膜(微細孔を持つ皮膜)を形成
- 染色:微細孔へ染料(または金属塩など)を浸透・保持させる
- 封孔:孔を水和物などで塞ぎ、染料が抜けにくい状態に仕上げる
染料の吸着(なぜ色が入るのか)
染料は、皮膜内の微細孔へ取り込まれ、静電的な作用や結合などで定着する、と説明されています。 つまり「表面に塗膜を載せる」のではなく、「皮膜内の孔に取り込ませる」点が着色アルマイトの特徴です。
封孔(色を抜けにくくする仕上げ)
染色のままだと色が抜けやすくなるため、最後に封孔(シーリング)を行い、 微細孔を塞いで染料を保持しやすくする、という工程が重要になります。
実務メモ(設計・発注時の観点)
- 色味は「素材」「皮膜条件」「染料」「封孔条件」で変わりやすい
- 目的(外観優先/耐候性優先など)を先に決めると条件が詰めやすい





