硬質クロムメッキ(工業用クロムメッキ)は、クロムメッキの硬さと耐摩耗性を利用するもので、1μm~数mmまで処理対応が可能です。
硬質クロムの使用用途
自動車、オートバイ、船舶のエンジン部品など耐摩耗性を必要とする各種部品をはじめ、プラスチックやガラス、粉末冶金などの成形用金型、印刷や製紙、圧延、フィルム加工、製鉄におけるローラ類などの工業製品などに用いられています。
クロムめっきは装飾用と工業用に大別されます。
JIS規格では皮膜硬度750HV以上、膜厚2μm以上が工業用としています。
2μm以上のクロムメッキが工業用に使用されるのは、耐摩耗性が良好なためです。
①優れた耐食性
塩酸以外の酸、アルカリに対して腐食されにくく非常に耐食性に優れた性質を持っています。
②高い皮膜硬度
硬質クロムメッキ皮膜の硬さがHV750以上と高いため、他の金属に比べ耐摩耗性に優れています。
鉄鋼材、銅、銅合金、アルミニウム合金まで処理対応可能です。
その他ノンクラッククロムめっきなどご相談下さい。
まとめ
クロムメッキとしては、装飾クロム(ニッケルクロム)も工業用クロム(硬質クロム)も本質的な相違はなく、使用目的が装飾以外のもので比較的厚いメッキを工業用クロムメッキと区別しています。(JIS8615 では2μm 以上と規定)
装飾クロムメッキ=ニッケルクロムメッキ
どちらのクロムメッキ皮膜も非常に硬い皮膜となっておりますが、装飾のクロムメッキは膜厚が薄いため皮膜硬度を測定する事ができませんが、硬質クロム同様に非常に硬いメッキ皮膜となります。
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