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【メッキ技能士直伝】金色のメッキ皮膜、皮膜が硬ければもっといいのに!!

更新日:9月1日

金メッキは、その優れた耐食性、低電気抵抗、高い熱伝導性、そして高温下での使用にも適する信頼性の高さが特徴です。また、シリコンとの共晶接合が可能であるため、多様な用途に対応できる点でも評価されています。


しかし、そんな優れた金メッキにも難点があります。それは「硬さ」の問題です。


金メッキの皮膜硬度の比較

メッキ種

皮膜硬度(Hv)

金メッキ(24K)

60〜100

硬質金メッキ

200程度

チタンコート

2000程度

金メッキは、優れた特性を持つ一方で硬度が低く、使用時に摩耗しやすいという課題があります。この問題がある場合、通常は硬質金メッキを提案しますが、さらに高い硬度が必要な場合には、当社のチタンコートをおすすめします。



チタンコートについて

チタンコートは、その名の通り、チタンをベースにした皮膜であり、非常に硬く耐摩耗性に優れています。見た目は金に近いものの、傷がつきにくいため、扱いの際に気を使う必要が少ないことが大きなポイントです。


このように、金メッキとチタンコートはそれぞれ異なる特性を持ち、使用する場面や求められる性能によって選択肢が変わります。硬度や耐摩耗性を重視する場合には、チタンコートが有効な選択肢となります。




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【著者のプロフィール】

代表取締役

1996年、福井工業大学附属福井高等学校を卒業後、地元のメッキ専門業者に入社、製造部門を4年経験後に技術部門へ異動になり、携帯電話の部品へのメッキ処理の試作から量産立ち上げに携わる。

30歳を目前に転職し別のメッキ専門業者に首席研究員して入社。メッキ処理の新規開発や量産化、生産ラインの管理、ISO9001管理責任者などを担当。




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