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カチオン電着塗装処理
電着塗装とは水溶型または水分散型の塗料を入れたタンクの中に製品を浸漬し、製品にアニオン(+極)またはカチオン(-極)の電流を流して処理する塗装方法です。
ロット内の色のバラツキが少ないため、大量生産性に優れています。
目次
1.1. カチオン電着塗装の仕組み
1.2. カチオン電着塗装の特徴
1.3. カチオン電着塗装の種類
2.1. 優れた耐食性
2.2. 高い作業性
2.3. 環境性能
2.4. 省資源
2.5. 優れた密着性
3.1. 設備投資の必要性
3.2. 塗装後の修正
3.3. 処理材質の制限
7.1.錫メッキは剥離、再処理可能か?
7.2.錫メッキは錆びる?
7.3.錫メッキは音質に影響を与える?
1. カチオン電着塗装とは
カチオン電着塗装は、水溶性の陽イオン化した塗料を使用し、製品をマイナス極に、電極をプラス極にして電気化学的に塗膜を形成させる塗装方法です。この方法は、アニオン電着塗装と比較して、密着性、強固な膜厚、より高い防食性などの利点があります。カチオン電着塗装は、特に自動車部品や産業機械などの防錆が重要な製品に広く使用されています。
1.1. カチオン電着塗装の仕組み
電着塗料の中に製品を浸漬し、直流電流をかけることで塗膜成分が荷電し、被塗物表面に電着させる手法です。
被塗物を陽極とする場合を「アニオン電着」、陰極とする場合を「カチオン電着」と呼びます。
1.2.カチオン電着塗装の特徴
塗膜が密着して形成されるため、優れた防錆性と防食性を発揮します。自動車ボディーの下地塗装によく使われています。
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